レコーディング・ダイエット
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 「いつまでもデブと思うなよ(岡田斗司夫著 新潮新書 2007.08.17)」
http://www.shinchosha.co.jp/book/610227/

当時、とても話題になったダイエット法の発案者による体験録。
食事代替法・極端なカロリー制限無しで、一年間で50キロの減量に成功したことで評判になったが、申し訳ないが、書評や紹介記事を読むだけで理解できてしまったつもりになって、今まで読まずきてしまった。

ところが先日、書店の棚で偶然、本書と遭遇。
これも何かの縁と考えて購入。
元来があまのじゃくなので、流行に乗ることにひどく抵抗があり、本にしても映画にしても、すっかり忘れられた頃に読んだり見たりすることが非常に多い。
今回もまたこのパターンであった。

さて、このダイエット法は、ダイエットセラピーと同じ分類に属すると考えられる。
つまり特定の食品やサプリメント等を用いず、認知の転換のみでダイエットを成功させようとするもの。
個人的に僕はこれらのダイエット法を「認知ダイエット」と呼んでいる。

具体的には「食べたものを全て(ポテトチップ1枚までも)記録し、記録することで自身の行動パターンを認知し、認知されることで自身の行動パターンは、変更不可能な絶対的なものなどではなく、容易に変更でき、尚かつ変更することで食習慣そのものの改善を目指す」というもの。
レコーディング(記録)することで認知の歪みを矯正するという点は日記療法など、心理療法にも用いられる手法。

本書は、体験記としてもとても面白い。
ダイエット法だけではなく、随所に考えさせられる点、参考になる事柄が散在する。
「これはもしかしてダイエット以外にも活用できる考え方なのではないか?」
と感じて著者の名前を検索。
するとやはり、著者はダイエット以外にもこの考え方の応用を提案していた。

「レコーディング・ダイエット2.0のすすめ(著者によるブログ)」
http://putikuri.way-nifty.com/blog/

レコダイ応用「時間をダイエット」「悩みをダイエット」

つまり著者のこの手法は「減らしたいもの」なら広く応用可能という可能性を持つ。
そういう意味でもダイエットセラピーとタイプは同じ。
ちなみに僕自身も「無駄な出費を減らす」ことを目的に、数年前からオリジナルの個人家計簿を付け、記録することの効果を実感している。

ただ一点注意点がある。
レコーディング・ダイエットは「大幅な減量には威力を発揮するが、軽度の減量には適さない」と著者も認めていることで、認知のみならず現実も軽度である場合は、期待できるほどの効果は得られないという点。

ただしこれは、全てのダイエットに法に共通する注意点であるわけで、バナナ食べてれば後は何を食べても痩せると勘違いする人がいるくらいだから、こういう勘違いに巧みに誘発するダイエット法に比べれば、レコーディング・ダイエットは具体的効果はなくても、実害はほとんどなく、リバウンドの可能性も低く、また出費が抑制されるので、かなりお勧めできるダイエット法であると考えられる。
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